インセルとしてこれから歩む道
インセルについてTwitter等Web上で取り上げられるようになった一方で、彼らの言行動が問題になっていることも目にするようになりました。
そこで改めてインセルが何を目指すのかを考えたいと思います。
インセルの意味を改めて問う
「インセルの存在に対する自分なりの考えや思い」でも書きましたが、僕としては改めてインセルのことを「社会面もしくは恋愛面での機会に恵まれず、そもそもそのような機会を得る素質を否定されてきてしまった人々」と捉えたいと思います。
インセルは社会的男性弱者とされることがよくあると感じますが、社会上での生きづらさや弱さには男女問わずあると思います。
ただし、両性側での対立感情があるのもまた確認できてしまい、そのことに関してもおいおい考えていく課題だと思います。
インセルは自分の権利を守り、相手の権利を尊重しよう
結論から話しますと、インセルはもともとその弱さとされる面であるがゆえに自分の権利を他者から守ることにあると思います。
いうなれば「自分たちは確かに弱い。しかし自分たちはまた守られるべき存在でもある」というところでしょうか。
一方でその相手側にも同様に言えることで、相手の権利もまた尊重すべきなのです。
僕がこのようなことを偉そうに言うのもどうかとは思いますが……。
なぜインセルの攻撃が起きたのか
インセルは「潜在的に加害性のある存在だ」「将来社会不適合者になる」と心のない蔑みを受けてきた存在ではないかと僕は考えます。
実際、僕も高専やセラピールームで「グンちゃん（当時のあだ名）は将来ニートになる」だの「身長が165cmしかない」だの「基本的な勉強しかできない」だのと言われ、セラピールームに至っては自分の言ったことを怒りマシマシに行ったかのように常に脚色されていました。さらに恋愛事情について相談しても「ちゃんとしろ」と言われたり、その「ちゃんとした」恋愛についても何なのか具体的に教えてもらえず、一部の利用者との恋愛経験の格差が広がっていく一方でした。
他にも中学時代のある同級生からは「かっちゃん（あだ名）は固定概念にまみれて、年を取るとともにそれが強くなる」とか「かっちゃんって童貞やろ？」と同性ならではのマウンティングセクハラを受けたりしました。
それらを思い出すたびに不快な気持ちでいっぱいです。
このように自分を傷つける言葉や行動をとられ続けた結果、インセルは怒りや憎しみを募らせ、他者を傷つけたりその人権を踏みにじるような言動を発したりするようになったのではないかと思います。
インセルもそうでない人も程よい距離を
上記のようなことが起こってしまう原因にはほかにも考えられ、それは
距離感だと思います。
あるTwitterでのフォロワーさんの言葉（リツイートもさせていただきました）を受けてのことですが、田舎（言い方は悪いですが）地方の中には「人と少しでも違っていたらいじってもいい」という文化があり、それによって他人との距離が悪い意味で近くなってしまい、傷つけてしまうという現象が起きやすくなることがあります。
都会のことはよくわからないのですが、自分の生まれ育った地方も片田舎で、小・中・高専とそのような文化は一貫しており、クラスメイトも卒業後には自分たちと違う存在を傷つける人もいるのでした（先述の同級生もまた、そのいい例です！）。
人間の歴史はもともと狩りと戦いを繰り返していて村社会もあったからマウンティングや異なる者の排除は起きうることではあるのですが、それでも民主主義でそのようなことは避けたいですね。
エウレカセブンの創作を通して
インセルとして、自分が今生きがいを感じるのはエウレカセブンの二次創作を通したマシンのデザインコラージュ。
機体の全体図を大まかに描き起こして、それをもとにパーツごとに清書する、この一連の作業はかなり大変ですが楽しいものです。
そのような自分の特技を通して「ターミナスのカスタム機を作りたい」とか「オリジナルのニルヴァーシュのデザインが欲しい」とかそういった願いをかなえるお手伝いをしたいと思っています。
TwitterやFacebook, Instagramといった3種のSNSで同時募集中。
エウレカセブンは知らないけどメカには興味がある、という人も歓迎です。
この計画は、微力ながらも公式のエウレカセブンを応援すると同時にインセルをはじめとしたマイノリティや社会的な生きづらさを自認する人々の居場所になればなと思って立ち上げたものです。
自分の頭に浮かんだマシンや武器を提案し、それをデザインする人（今のところは僕がもっぱら担っています）によって描き起こされる……そのようなつながりを通してコミュニケーションや楽しみを生み出したいと思います。
Twitter ID:@Kattsun505
Instagram ID:@katsumakawakami